ももいろクローバーZ『AMARANTHUS』 6.4

AMARANTHUS【通常盤】

ジャンル：アイドル、ポップス

ももクロの3年ぶり、2作品同時にリリースしたアルバムの片方。アルバム2枚同時発売なんて大袈裟なことしてないでシングルのリリースペースを早くしてほしいんだけどなあ（紅白初出場後の2013年にシングルが1枚しか出なかったことにまだモヤモヤしてる）。今回のアルバムも演劇的。前作はSFとかファンタジーチックなコスチュームプレイだったけど今回は現代劇な感じ。映画『幕が上がる』の影響が音楽面にも出ているのかもしれない。生と死をテーマにしたコンセプトらしく後半の組曲っぽい構成が相変わらずプログレ的だけど、前作みたいにアブラマシマシなコッテリ感はなくてサラッと聴きやすいのが特徴。神前暁が作曲したももクロ版「恋愛サーキュレーション」というべき8曲目「サボテンとリボン」、やはり相性バツグンだった清竜人作曲のオペラポップ9曲目「デモンストレーション」、なんか笑っちゃうほど良い曲だし彼女たちの声は結局こういう曲が一番栄えるよなあと思わせてくれるさだまさし作曲の10曲目「仏桑花」なんかが特に好きです。