ポップコーンラブ! -pops con lab!-

最近聴いてるCDについて

Rufus Wainwright『Take All My Loves: 9 Shakespeare Sonnets』 5.5

Take All My Loves-9

Take All My Loves-9

 

ジャンル:チェンバー・ポップ、ポエトリー・リーディング

ルーファス・ウェインライトシェイクスピアの『ソネット集』の中の何編かの詩に曲をつけた作品。前々作でも同様のコンセプトの曲が何曲があったので、彼にとってこれはライフワーク的なものなのかもしれません。朗読のゲストにウィリアム・シャトナー(カーク船長の中の人)やヘレナ・ボナム=カーター(ティム・バートンの元嫁)が参加、歌のゲストには妹のマーサ・ウェインライトやフローレンス・アンド・ザ・マシーンのボーカルの人が客演しております。前作『Out of the Game』が軽快なポップソングアルバムだったので反動でアートな方向性になるんだろうなと予想はしていたんですが、アートというか「おゲージュツ」な感じがどうも耳に馴染まず、これはちょっと残念なことに、ルーファスで初めて聴いててピンとこないアルバムになってしまいました。相変わらず歌声は素晴らしく、それだけで聴いてはいられるのですが。