David Bowie『Low』 6.8
ジャンル:ロック、ポップス、ニューエイジ
『ジギー・スターダスト』と並んで最高傑作と言われているデヴィッド・ボウイの1977年作、ブライアン・イーノがプロデュースした通称「ベルリン三部作」の1作目。最初聴いた時なにが良いんだかさっぱりわかんなかったなこれ、B面の4曲がイージー・リスニングにしか聞こえなかったんですよ、今でこそアンビエントとかベルリン・スクールとか普通に聴けるからその面白さも理解できるけれども、若輩者の時分には難しかったです。っていうか、正直今でも「これが最高傑作?」みたいな疑念は拭えないんですよ、ボウイのキャリアとしてもイーノのキャリアとしても別段なものとは思えなくて、この2人が共作したらこんな音楽になるの当たり前だし奇跡的な化学反応が起きてるような音楽でもないような気がします。「とりあえず試しに作ってみたんですけどこんな感じでどうですか?」みたいな、サンプル品みたいなノリを感じるんですよねこの盤。